今年は宮沢賢治生誕120年のメモリアルイヤー。ということで、4月17日第2回目の体験塾は料理家・宮沢賢治学会理事の中野由貴さんをお迎えして「イーハトーブを味わう<お茶っこ>体験会」を開催しました。
この日は岩手県大阪事務所さまのご協力
そして関西宮沢賢治の会の深田会長のご参加を賜りました。
岩手県大阪事務所さまからご提供いただいた花巻の資料とあわせて、中野さん撮影の花巻のスライドをみながらお話を伺いました。
花巻はなぜか虹の多いところなんですって。
中野さんはいつも、宮沢賢治のことを、昔からなじみのお友だちか、親類に呼びかけるように「賢治さん」とやさしく呼びます。
なつかしい花巻の風景をを見ながら、そんな中野さんのお話を聞いていると、今でも花巻に行けば通りを歩いている賢治さんに出会えそうな気がします。
みなさんそれぞれの「賢治さん」に出会う、つかのまの空想旅行でした。
つづいてはちょっと一息「お茶っこ」の時間。岩手では農作業の合間などの休憩時間を、「お茶っこ」といってみんなでお茶とおやつを囲んで楽しみます。
このお茶っこタイムに欠かせないのが「がんづき」。岩手ではみんな大好きな郷土のスイーツ。中野さんお手製の、素朴な甘い味をみんなでいただきました。
後半はチーム銀河鉄道のみなさんによる「注文の多い料理店」の朗読劇。
チーム銀河鉄道はこの2012年箕面市で誕生しました。
初演も好評を博し、花巻でも凱旋公演が実現。
音楽あり歌ありの演出で、小さな会場ではありましたが、思いきり熱演してくださいました。
賢治さんの世界を堪能する、あっというまの2時間でした。