特別朗読
川邊暁美 『蜜柑』芥川龍之介 作
大正8(1919)年に発表された短編小説で作者の実体験をもとに書かれています。重苦しい疲労と倦怠を抱えている「私」は汽車に乗り合わせた「田舎者の小娘」の様子にさらに苛立ちと憂鬱を募らせます。その心持ちを一変させたのは、娘が幼い弟たちを思って取ったある行動でした。それは作者への「贈りもの」にもなったのです。
12月8日(日)開催、みのおてならい朗読倶楽部 市民朗読会〈「贈りもの」を読む。〉へ寄せられたお声とご感想をご紹介します。
市民朗読家の方々へのメッセージ
とても優しく朗読をしていただきました。言葉であらわせないひとときを過ごすことができました。
豊田渚さまの朗読、メリハリがあってとてもよかったです。
更なるスキル向上で来年も素敵な朗読をお聞かせ下さい。楽しみにしています。
それぞれの作品への皆様の思いがよく伝わりました。
プログラムの作品紹介を読みますとよくわかります。
私もこれからもがんばろうと思いました。
『白いぼうし』は、教科書に載っているお話なので親しみを持って聴かせていただきました。とても声が素敵で、表現が豊かで心地良かったです。
山田様、口の動きに注目しました。とても聞きやすく、ほっこりしました。
豊田様、ゆったりと心に響く、おはなしの仕方が素晴らしかったです。
Much thanks!
それぞれの朗読家の方が、ご自分のお声や雰囲気に合った作品を選ばれて、その人その人の世界を作られることがとても興味深かったです。数分間の中にそれぞれの人生が凝縮されているようで、朗読は奥が深く長く続ける価値があるものだと思いました。
楽しい時間を、ありがとうございました。
今後ともご活躍されますことをお祈りいたします。
朗読はいいですね。本を読んでもあのような感動を得ることはありません。それぞれを楽しませていただきました。昨年のサルトリイバラの話、今年の蜜柑、特に感動しました。
言霊が音霊になり音楽になるという感じです。クラシック音楽で感動する感覚でした。来年も聞きたいと思っています。