実施報告:第13回 林成之育脳メソッド 夏の特別体験会

7月9日、林成之育脳メソッド認定育脳インストラクターの中島みちるさんをお迎えして、第13回 林成之育脳メソッド 夏の特別体験会を2部構成で開催しました。

<第1部>「イヤイヤ期はやる気を育むチャンス~豊かに育てたい言葉の力~」

キーワードは「言葉の力」と「共育」

 

否定的な言葉は、自分にも周囲にも悪影響を与えます。

子どものイヤイヤの中にある、本当の気持ち。怖い、不安、寂しい…等々、「イヤ」を言い換える言葉を教えてあげましょう。気持ちを表す言葉を身につけることで、自分の感情に気づき、伝えられるようになると、「イヤイヤ」は減っていきます。

 

脳は、相手がいるからこそ成長するもの。

気持ちを込めたコミュニケーションを重ねて、「好き・おもしろい」「なるほど・わかった」「自分でやりたい」「最後までやり遂げたい」、そんな気持ちを育むことが大切です。

中島さんは、イヤイヤ期を子育ての転機、チャンスととらえるためのアプローチの方法を、脳の仕組みもあわせて、わかりやすく教えてくださいました。

<第2部>「子どもを育む地域の和~おせっかいが育む自己肯定感~」

各地の自治体などでも講演される中島さん。第2部は、データから見える少子高齢化の現状や、今後の予測の解説から始まりました。

こうした時代の子ども達には、“生き抜く力”が必要とされます。

 

キーワードは、「素質を育む」と「自己肯定感を育む」

 

子どもは、いろんな価値観を育んでおかないと、打たれ弱い子になります。

怒られたり、指示され過ぎると、聞き流す習慣ができてしまいます。

 

大人が、子どもとの関わり方を考えて、いろんな角度から認めて、褒める。

“その気”にさせて、“やる気”を育む。

これらは、家庭の中だけではなく、むしろ、“うちの子”ではないからこそできることも多く、ますます地域の力が求められています。

1部2部を通じて、中島さん自身の子育て体験談も盛り込みながらの楽しいレクチャーに、みなさんも「あるある!」と苦笑したり、思わず納得…と、大きくうなずいたり。

そして、小さな小さなお客さま達も、ご両親の膝の上やバギーの中から、中島さんをじっと見つめている様子が何とも微笑ましく。

和やかな時間の中、みんなで子ども達を見守り育むことの大切さを、改めて感じる一日でした。