2月18日、臨床美術士の湯本京子さんと森まり子さんをお迎えして、第8回 酉年に描く!オイルパステルで作る羽根のオブジェ 臨床美術体験会を開催しました。
好評だった昨年に続き、今回は第2弾です。
「臨床美術は、上手い下手は関係ありません」そう呼びかけられて体験会の幕が上がります。
まずは、オイルパステルの使い方から。
力の入れ方や持ち方を変えて描いたり、色を重ねたり、指でこすってぼかしたり。専用のオイルパステルは描き心地が違います。
「みなさんの風はどんなイメージですか?」
そして本番には、トレーシングペーパーに“風”を描きます。風を描く?!
桜吹雪に、雪景色。照り葉の秋山に、夏の嵐と季節の風を写した写真を見ながらイメージをふくらませます。
こうして心と脳のウォーミングアップの後、いよいよスタート。最初は手探りで進める方も、色を重ねていくにつれて、どんどん夢中に。
完成した絵を、思い思いの羽根の形に切り取り、羽のフォルムに整えてワイヤーを装着、吸盤に括りつければ完成。
臨床美術は、ここからの作品鑑賞会が醍醐味です。
居並んだ作品は、色も形も様々。窓からの陽光を透かしまとって輝いています。
ひとつひとつの作品に、講師からのコメントがもらえて、気づかないでいた自分自身に出会う、恥ずかしいけど、うれしい鑑賞会。
無心に描き、形づくることで、脳も活き活き、わくわくドキドキ。だけど不思議とリラックス。
豊かな1日をありがとうございました!