みなさんは「川柳」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?
面白可笑しく笑える5・7・5でしょうか。それともキャンペーンの標語のようなものを思い浮かべるでしょうか。
この通信講座では、みなさんが通常目にする機会の多い川柳とは趣(おもむ)きの異なる、文芸、詩としての川柳「文芸川柳」の作句を行っていただきます。
よく比較される川柳と俳句。どちらも、その昔、貴族から庶民まで楽しんだ「俳諧連歌(はいかいれんが)」という詩の遊びから生まれた兄弟姉妹のような関係ですが、その大きな違いは〈季語〉のあるなしです。
俳句は基本的には〈季語〉を詠みこむことが定められていますが、川柳はあえて〈季語〉を使う必要はありません。また、伝統的な俳句に見られる「けり」「かな」「や」などの〈切れ字〉や文語体で詠む必要もなく、季語や古語の知識がなくとも、話しことばでも自由に作句を楽しめます。
おなじ5・7・5音でも俳句が四季を描く風景画なら、川柳は人間を描く人物画。喜怒哀楽などの人の心を詠むことで17音字のドラマが生まれます。また、読み込んでいくことで、ぎゅっと凝縮されたそのドラマの世界を紐解き、拡げて、“文芸としての川柳”の深い魅力を味わうことができるようになります。
ご受講のみなさんにご投句いただいた作品と作品にこめた思いの解説を、川柳作家の茉莉亜まりさんが読み解き、鑑賞コメントをお伝えしながら、その作品にこめられた思いに添って、さらなる推敲のためのアドバイスを行います。
初心者の方から、作句歴のある方まで、幅広く受講いただけます。
思いに寄り添う茉莉亜まりさんを心の友に「文芸川柳」の扉を叩いてみませんか。
※添削のご返信はメールでお送りいたします。
講師:茉莉亜まり maria mari 川柳作家
岡山県出身。川柳作家 時実新子(ときざねしんこ)氏を師系とする川柳専門誌 季刊「現代川柳」の執筆者ならびに川柳誌「ノエマ・ノエシス」に所属。歌人の高良俊礼(たからしゅんれい)との共同文芸誌「pico luna(ピコルナ)」発行人を務める。エフエム宝塚『たからづか8丁目35番地「川柳の時間」*』を担当し、番組に投稿された川柳の鑑賞と講評を行う(第1水曜日午前9:30~9:55)。著書に2010年 第一句集「あやふやな月」(編集工房円)、自費出版文化賞エッセイ部門入賞作の第一句文集「雫が海となる神話」(左右社)がある。
*「川柳の時間」は、生放送後およそ1週間、YouTubeのアーカイブでご覧いただけます。
検索エンジンで「たからづか8丁35番地」と入力して検索してください。
公式ツイッター:https://twitter.com/Eternalstamoon
※みのおてならいアーカイブで茉莉亜まりさんのオンライン川柳鑑賞体験会「文芸としての川柳を味わう~17音字で詠まれた恋~」(60分間)を視聴料1,000円でご覧いただけます。文芸としての川柳の歴史、現代までの川柳の鑑賞を通して「文芸川柳」の理解が深まります。
▼アーカイブのお申し込みはこちら(外部サイトにつながります)
https://peatix.com/event/3476824/
▼茉莉亜さんの句文集「雫が海となる神話」「pico luna」は下記よりお申込みいただけます。
講座代金:1句につき1,000円。下記のフォームからは3句までご投句が可能です。
※何回でもお申込みいただけます。
※5・7・5の間を空けないで一行でお書きください。
※作品の説明の記入は必須ではありません。また、推敲例の提示を希望されない方はその旨、お書き添えください。
※受け付けから2週間をめどに、茉莉亜まりさんからのメールをご返信いたします。
※お申し込みいただくと、minohjuku@gmail.comからメールをお送りします。必ず、こちらからのメールアドレスを受信できるように設定してからお申し込みください。
◎川柳通信講座 お申し込みフォーム
ご記入いただいた個人情報は厳重に管理し、当方の案内・お知らせなど、本来の目的以外には利用いたしません。