3・11を前に「いわき」の人「天の詩人」草野心平 没後30年記念の企画展『 居酒屋「火の車」~ もゆる夢の炎 』(2019年1月12日(土)〜3月24日(日)主催 いわき市立草野心平記念文学館)会期中の催し『居酒屋「火の車」一日開店』へ、みのおてならいからは4名のスタッフが現地入りし、ボランティアスタッフとして参画いたしました。
詩人 草野心平は生涯に様々な商売を手がけたそうです。居酒屋「火の車」は、1952(昭和27)年、東京都文京区田町に開いたお店です。草野心平が自らカウンターで包丁をとり、奥の四畳半で寝起きをして筆をふるったという伝説的な場所です。
常連客には、高村光太郎、安部公房、高見順、佐藤春夫らがおり、草野心平と激論が交わされ、けんかなども絶えず、独特のエネルギーが満ち溢れていた居酒屋「火の車」を同文学館が再現されています。
●寸劇「火の車時代」 11:30~11:50
居酒屋「火の車」を舞台に、いわき市立草野心平記念文学館ボランティアの会メンバーによる寸劇「火の車時代」が上演されました。当時お店で歌われていたと言う「火の車」のうたを会場のお客さまと一緒に合唱いたしました。
●「火の車」ランチタイム 12:00~12;30
みのおてならいでも講師としてご指導いただいた、宮沢賢治を愛好する料理研究家 中野由貴さんが居酒屋「火の車」のお品書きにちなんだ料理を再現する「火の車」ランチタイムです。
『居酒屋「火の車」一日開店』のお品書き。
「ぴい」「赤と黒」「黒と緑」「雑食」「白夜」「美人」「丸と角」「息」と草野心平が名付けたメニューがずらり。
企画展の展示でご紹介された草野心平・宮沢賢治・高村光太郎の食事のエピソードにまつわるもので「心平・賢治・光太郎 ある日の食卓」のお品書きとして十一品もご用意されました。
会場では、みのおてならいスタッフがテーブルセッティングやサーブのお手伝をいたしました。
テーブルには、中野さん、同文学館ボランティアの会メンバーと職員のみなさまが作ったお料理が所狭しと並び壮観です。
ちなみにおにぎりは、宮沢賢治が羅須地人協会で推奨していたという「陸羽132号」です。
●食卓トーク「心平・賢治・光太郎 ある日の食事」 13:00~14:00
同文学館の専門学芸員 小野浩さん司会進行による食卓トーク「心平・賢治・光太郎 ある日の食卓」には中野さんに、小野さんのご指名で、賢治研究家で精神科医の浜垣誠司さん、高村光太郎研究家で高村光太郎連翹忌運営委員会代表の小山弘明さんがスペシャルゲストとして参加。
楽しい食卓トークに花が咲きました。
▼いわき市立草野心平記念文学館
http://www.k-shimpei.jp/index.html
◆いわき市立草野心平記念文学館ボランティアの会
【火の車一日開店①】
https://bit.ly/2Unp2vZ
【火の車一日開店②】
https://bit.ly/2AM8MOb