みなさんは「川柳」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?
面白可笑しく笑える5・7・5でしょうか。それともキャンペーンの標語のようなものを思い浮かべるでしょうか。文学としての川柳を志した先人の一句を示してみましょう。
人間を摑めば風が手にのこり
こちらは田中五呂八(1895~1937年)の川柳です。人間を摑もう、理解しようとすると、手に残るのは風であるというのです。人間を理解しようとするのは哲学的な営みであり、文学的な所業であるようにも思われます。結果として手に残るのが風である、というのは、摑もうとしてつかみきれないのが人間というものである、ということを風に託して詩的に表現しています。
十七音の中に深く、濃い世界が広がっていませんか?
この講座では、そのような文芸、短詩としての川柳を鑑賞いたします。
十七音で構成されている川柳の読み方は一通りではありません。
読解するというよりも、そこに現わされている世界、世界観を味わうというほうが近いでしょうか。
あなたの来し方を一句に重ねて、あなたのなかであなただけの鑑賞が生まれる。それでいいのです。先人の文学的な川柳を味わいながら、川柳の世界をあなたのなかで拡げてゆく、そのお手伝いができればと思います。
また、ご投句をいただいた川柳の中から抜粋し、あなたの川柳を鑑賞させていただくとともに、必要であればアドバイスをさせていただきます。
「読む」と「詠む」。この二つの柱で川柳の世界に出合い、より深めてゆきましょう。
開催にあたってはオンライン動画通信アプリZoomを使用します。
◆各回開催時間:午前9:00~(約60分)
◆開催日:隔月(奇数月)開催
◎7月5日(日) 第1回 近代の川柳~明治から大正
正岡子規が俳句革新に取り組んだ時期に、言葉遊びや低俗な笑いではなく、文学としての川柳を目指した先人の作品を鑑賞します。
◎9月6日(日) 第2回 近代の川柳~昭和戦前
初の女性川柳句集を発刊した女性作家をはじめとする草分け的女性川柳作家と戦前の大阪・東京の川柳。
◎11月1日(日)第3回 現代の川柳(1)
現代へとつながる川柳作品を時代の流れに沿い、回を重ねて鑑賞していきます。
なお、各回、講義のあとはみなさまのご投句を抜粋し、鑑賞させていただきます。
◆準備物:
・Wi-Fiなどの通信環境
・インターネットで動画閲覧できる機器(パソコン、スマホ、タブレットなど)
◆参加費:1,000円
指導:茉莉亜まり(川柳作家 『現代川柳』元編集部)
川柳とエッセイの雑誌『Gendai Senryu 現代川柳』所属。
FM宝塚 8丁目35番地「川柳の時間」第1水曜日担当。
著書に川柳句集『あやふやな月』(編集工房円)、川柳句文集『雫が海となる神話』(左右社)、
川柳豆本『月のおと』『花のこゑ』(海文舎)、zine『pico luna』(高良俊礼との共著/短歌・川柳・詩・エッセ/繊月舎)
公式X https://x.com/Eternalstamoon
展示
2023年 ぽえむ&ぎゃらりぃ あいうゑむ「月のはことのは」展
「水のはことのは」展
2024年 尼崎信用金庫あましん会館「ことのはことたま」展
2025年 羅秀夢「たましいのかたち」(和紙作家吉本里絵と二人展)
舫書店「海ある街の月の音」展
2026年 風文庫「十七音にゆらぐ風」展
あまかわ文庫「絵の求めたことば ことばの求めた絵」 (椿﨑和生との二人展)等
<オンライン参加について>
・開催にあたってはオンライン動画通信アプリZoomを使用します。
・Zoomで閲覧するだけなら、アカウント設定・登録は必要ありません。
・入金確認後にお送りするメール記載の招待URLをクリックするか、ZoomアプリにてミーティングIDとパスワードを入力してご参加いただけます。
・Zoomのテスト配信を予定しています。接続に不安のある方はご参加ください。詳細はご希望の方に追ってご案内いたします。
茉莉亜まり講師の通信添削指導はこちらの講座とは別に1句につき1,000円で文芸川柳の添削指導が受けられます。
◎参加お申し込み
お申し込みいただくと、[email protected]からメールをお送りします。
詳しい参加方法をご案内いたしますので、必ず、こちらからのメールアドレスを受信できるように設定してからお申し込みください。
<お支払いについて>
▼「銀行振込」
三井住友銀行 箕面支店
普 通 6043896
口座名 みのおてならい
