この演奏会は無事終了いたしました。「樋上眞生ものがたり」第一話、第二話を掲載しています。ぜひお読みください。
演奏会実施のご案内~ 100名定員の会場に30名さまのみお迎えして
来年度へ延期を予定しておりました演奏会を今秋開催いたします。
新型ウイルス感染症による文化芸術分野のダメージは計り知れず、 微力なりとも支援につながる活動をとの思いで年内の開催を決めました。
感染防止策として 定員100人の会場に上限 30名さまのみをお迎えし、午前午後の 2 部制にて、マスク着用とご来場時の検温、 手指消毒のご協力を賜わります。
また、You Tube での初のライブ配信 (期間限定アーカイブ視聴) を試み、私たちの日々の生活を支えてくださった方、 医療・福祉従事者の方、スーパー、物流業にお勤めの方をお招きします。
なお、参加不参加にかかわらず、有志の方より一口 500 円からの増額支援を申し受け、 お預かりした協力金ならびに支援金は、 本演奏会に限り、 感染症の第2 波や地震や台風などの災害時における公演中止の際も払い戻しはせず、 予定どおり演奏者にお贈りいたします。
こうした趣旨にご賛同いただけるみなさまとともに、 2020 年を心に刻むメモリアルな演奏会を催したく、 なにとぞご理解ご協力のほどお願いを申し上げます。
右手のピアニスト 樋上眞生さんに想う
ケン・グリムウッドのSF小説に『 リプレイ 』 というお話がある。それは過去の記憶を引きずりながら何度も死んでは生まれ変わり、生をやりなおすという小説だ。
ひとの細胞は日に3000億個死に続け、ほぼ同数誕生しているらしい。こうした生理現象を繰り返し、からだを構成している60兆個ともいわれる細胞の大部分は、数カ月で更新されている。
個体差はあったとしても、老若男女にかかわらず、今を生きている私たちのからだは、常に生と死を明滅させながら刻々生まれ変わり、今に終わらない「明日」を生きている。
グリムウッドのSFを単なる作り話と捨ておけない、いのちの奇跡と読みなおすこともできる。樋上さんは2014年に局所性ジストニアを発症し、演奏家としての「死」に直面しながら、唯一無二の「右手のピアニスト」として再生した。
自由な両手の記憶をいとおしみ、未来をあきらめないひとりのプレイヤーとして、この瞬間も全力で奏で、魅せてくれる。
2017年5月19日、みのおてならい初のコンサート企画 「 Rise 右手のピアニスト樋上眞生」 から3年。再演 となる本公演には、こうした想いをこめてみた。
みのおてならい主宰 福住めぐみ
日 時:2020年9月12日(土)
<午前の部>10:30開演
<午後の部>13:30開演
会 場:箕面市立メイプルホール・小ホール/箕面市箕面5-11-23
※オンライン視聴も可能です。(YouTube によるライブ配信)
演奏会開催特別協力金
おひとり1,500円/ペア申込2,800円
全席指定席各回30名様先着順
※未就学児の入場はご遠慮ください 。
※お席は選べません。みのおてならい事務局におまかせいただきます。
※お預かりした協力金は運営費以外を演奏者に贈ります。
有志による増額支援
参加の有無にかかわらず、本演奏会に限り、有志による一口500円からの増額支援を受け付けております。
※このサロンコンサートは、関西元気文化圏推進協議会と文化庁が推進する「関西元気文化圏参加事業」として認定されました。▶https://bit.ly/2S7dPPj
<お申し込みについて>
演奏会にご参加いただくには事前の申し込みが必要です。下記フォームからお申し込みください。
※演奏会開催1 週間前までにご案内が届かない場合は、定員もれとなります。あしからずご了承ください。
※みのおてならい受講者の方を優先して承ります。
プロフィール
樋上眞生 Hinoue mao
1983 年生まれ。京都市立芸術大学卒。ウィーンでのソロリサイタルを皮切りに国内外で高い評価を受ける。2014 年秋、日本人として初の挑戦となるアルバム『リャプノフ: ピアノ・ソナタ』を発表後、局所性ジストニアにより左手の自由を失う。逡巡の末、2015 年世界で唯一〈右手のピアニスト〉として活動を再開し、デビューアルバム『源氏幻想』を発表。
プログラム
バッハ= ブラームス編曲/ 左手のためのシャコンヌ
J. BRAHMS / Chaconne for left hand (originally composed by J. S. Bach)
ゴドフスキー/ ショパンエチュードによる53 の練習曲より、《左手のための革命》
L. GODOWSKY/ Etude No.22, Op.10 No.4 for left hand from Studies on Chopin Etudes
吉松隆/アイノラ抒情曲集
T.YOSHIMATSU / Ainola Lyrical Ballads
尾上和彦= 樋上眞生編曲/ オペラ《源氏物語》による、右手のための幻想アリア
『世の中は』『身をなげし』『泣く泣くも』『氷とじ』『人の命は』 他
K. ONOE / Fantasy arias from the opera《The Tale of Genji》(for right hand)
このコンサートは、カルチャー倶楽部「みのおてならい」が企画運営しています。オペラや歌舞伎、能楽などに興じ舞台や芸術から授かった多くの感動や人生の学びへの“ささやかなペイ・フォワード(恩送り)” に有志の仲間と活動を続けています。コンサート催事や生活体験講座(毎月1回)の詳細、講師募集のお知らせは公式サイトをご覧ください。
みのおてならい公式サイトhttps://minohjuku.jimdo.com/
ありがとうございます。会場でのお席は完売いたしました。
YouTubeでのライブ配信(アーカイブ視聴もいただけます)。
みのおてならいでは、有志による支援金のお願いをいたしております。
支援金はすべて演奏者にお贈りします。
【13:30開演】
みのおてならいサロンコンサート
YouTubeによる視聴参加および有志による支援のお申し込み
※クレジットカード決済でのお支払いが可能です。
(ただしPayPalアカウントのご登録が必要、決済システム手数料が加算されます)
開催会場
箕面市立メイプルホール「小ホール」
箕面市箕面5-11-23