「ついたけ(対丈)」ってご存知ですか。それは、おはしょりのない着丈 のきもの。はおって、結ぶだけで仕上がります。平安時代には下着だった 小袖をルーツに、時代を経て、町人文化が花ひらいた江戸で完成するスタ イルですが、少し手前の安土桃山時代には、渡来の文化が香る、豪華な 錦や金襴を用いたり、あでやかな刺繍やまぼろしの「辻が花染め」で彩 られた小袖が武家の夫人の正装だったこともあったのだとか。衣装にも “ 時代のTPO ” 。きちんと着付けるきものもいいけど、対丈きものをルネサ ンスして、もっと身近に日本の伝統衣装を楽しんでみたい。お正月を前に、 変わり結びのスタイルを習得。えり抜き不要のさっと装える対丈でおめかし します。昨年に続き、半幅帯をつかった新しい結び方と、着物を気軽に 楽しめる帯結びのポイントをお伝えします。
日 時:2019年12 月7 日(土)10:00 ~ 12:00
会 場:箕面市中央生涯学習センター 「和室」
参加費:1,000 円(和菓子とお抹茶付き)
定 員:10 名 先着順
講 師 : みのお和奏倶楽部 着物講師師範/着装技術着付師
千家十職の塗師(ぬし)十二代中村宗哲さんが、対丈のつむぎを仕事着に粋(すい)に着こなす美しさにあこがれました。楽で動きやすく、ふだん着にも、素敵。対丈の着付けならアンティークの小さなきものも着こなせます。品よく、おしゃれに、そして時には、現代の“安土桃山~元禄アート”に通じる見返り美人に変身しましょう。
※東京国立博物館 菱川師宣「見返り美人図」 部分
◎参加お申し込み
◎開催会場
箕面市中央生涯学習センター
箕面市箕面5-11-23
(メイプルホール内)